近年、ますます人気が高まっている観光都市ドバイ。煌びやかな高層ビル群、砂漠とビーチが共存するユニークな景観、そして世界レベルのエンターテイメントは、訪れる人々を魅了してやみません。しかし、海外旅行を楽しむ上で安全対策は非常に重要です。この記事では、ドバイ観光を安全に、そして安心して楽しむために、注意すべきポイントと具体的な対策をまとめました。旅行前にしっかりと確認し、万全の準備でドバイ旅行を満喫しましょう!
ドバイは安全な都市?治安の基本情報
まず、ドバイの治安状況について、基本的な情報をお伝えします。
比較的安全な都市、ただし油断は禁物
ドバイは、一般的に治安の良い都市として知られています。犯罪発生率は低く、街の至る所に警察官が配置されているため、安心して観光を楽しめる環境と言えるでしょう。
しかし、日本と全く同じ感覚でいるのは禁物です。海外であるという意識を持ち、最低限の注意は常に心がけるようにしましょう。
注意が必要なエリアと時間帯
ドバイは比較的安全な都市ですが、注意が必要なエリアや時間帯も存在します。
- 旧市街地(デイラ地区、バール・ドバイ地区):観光客が多いエリアですが、スーク(市場)周辺など、人混みの中ではスリや置き引きに注意が必要です。
- 夜間の人通りの少ない場所:夜遅くに一人で出歩くのは避け、人通りの多い道を選ぶようにしましょう。
- 砂漠地帯:デザートサファリなどのツアーに参加する場合は、必ず信頼できるツアー会社を選び、ガイドの指示に従ってください。
これらのエリアや時間帯では、特に注意を払い、警戒心を持つようにしましょう。
ドバイで注意すべき犯罪と対策
ドバイで観光客が巻き込まれやすい犯罪と、その具体的な対策について、さらに詳しく見ていきましょう。
まず注意すべきは、スリや置き引きです。ドバイは多くの観光客が訪れる人気の都市であり、残念ながら、人が集まる場所では常にスリや置き引きのリスクが存在します。
特に、観光客で賑わうスーク(市場)や有名な観光スポットなど、混雑した場所では警戒が必要です。対策としては、まず貴重品を分散して持ち歩くことを心がけましょう。
現金、クレジットカード、パスポートといった重要なものは、財布にまとめて入れるのではなく、上着の内ポケットや、体の前面にかけたバッグなど、複数の場所に分けて収納するのが有効です。
また、バッグは常に身につけて、目の届く場所に置くようにしましょう。リュックサックは背中に背負うだけでなく、人混みの中では前に抱える、ショルダーバッグや斜めがけバッグはたすき掛けにするなど、常に自分の視界に入るように持つことが大切です。
スークや観光スポットのような人混みの中では、特に警戒レベルを上げ、バッグや貴重品から意識を離さないように注意しましょう。
レストランやカフェで休憩する際も油断は禁物です。席を離れる際には、スマートフォンやバッグをテーブルに置いたままにしない、椅子の背もたれにかけたままにしないなど、常に持ち歩くように心がけましょう。
次に注意が必要なのは、詐欺やぼったくりです。観光客、特に海外からの旅行者は、残念ながら詐欺やぼったくりのターゲットにされやすい傾向があります。
ドバイでも、タクシー、スーク(市場)、ツアーやアクティビティなど、様々な場面で詐欺やぼったくりに遭遇する可能性があります。
タクシーを利用する際は、必ずメーター制のタクシーを選び、乗車前に料金を確認するか、GrabやUberなどの配車アプリを利用するのが安心です。
スーク(市場)では、値段交渉を楽しむのも醍醐味の一つですが、お店の人の言い値で即決せず、必ず値段交渉を行うようにしましょう。
高額なツアーやアクティビティに参加する際は、事前に複数のツアー会社を比較検討し、インターネット上の口コミなどを参考に、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、街中で親切すぎる言葉をかけてくる人には、警戒心を持つようにしましょう。特に、高額な商品やサービスを強引に勧誘してくる場合は、詐欺やぼったくりの可能性が高いので注意が必要です。
そして、残念ながら海外では、性犯罪や盗撮といった犯罪も発生しています。ドバイは比較的保守的な文化を持つイスラム教国であり、性犯罪のリスクは低いと言われていますが、それでも注意は怠れません。
特に女性は、露出の多い服装は避けるのが賢明です。ドバイでは、公共の場での服装について厳格なルールはありませんが、肌の露出を控えめにした服装を心がけることで、不必要なトラブルを避けることができます。
夜間の単独行動はできるだけ避け、複数人で行動するように心がけましょう。もし不審な人物に近づかれたり、声をかけられたりした場合は、毅然とした態度で対応し、必要であれば周囲に助けを求めることも重要です。
また、近年、盗撮は世界的に問題となっており、ドバイでも例外ではありません。公共の場や更衣室やトイレなど、プライベートな空間では周囲に不審な人物がいないか注意を払い、盗撮被害に遭わないよう警戒しましょう。
ドバイ特有の注意点と対策
ドバイならではの文化や気候、習慣など、旅行中に注意すべき点と対策をご紹介します。
イスラム文化とマナー
ドバイはイスラム教の国であり、イスラム文化やマナーを尊重することが大切です。
注意点
- ラマダン:ラマダン期間中は、日中の公共の場での飲食は禁止されています。
- 服装:肌の露出を避け、体を覆う必要があります。
- 写真撮影:許可なく撮影することは避けましょう。また、モスクや 施設内では、写真撮影が禁止されている場合があります。
- 公共の場での飲酒:公共の場での飲酒は禁止されています。許可されたレストランやバーで楽しみましょう。
- 礼拝の時間:礼拝の時間になると、街中にアザーン(礼拝への呼びかけ)が響き渡ります。敬意を払い、騒がしい行動は控えましょう。
対策
- 事前に文化やマナーを調べておく:ドバイ旅行前に、イスラム文化やマナーについて事前に調べておきましょう。
- 現地の習慣に従う:現地の習慣やルールを尊重し、不快感を与えるような行動は控えましょう。
- 困ったら尋ねる:マナーや習慣についてわからないことがあれば、遠慮なく現地の人に尋ねてみましょう。
厳しい日差しと暑さ対策
ドバイは年間を通して日差しが強く、特に夏季は非常に高温になります。
注意点
- 熱中症:高温多湿な環境下では、熱中症のリスクが高まります。
- 日焼け:強い日差しは、肌に大きなダメージを与えます。
- 脱水症状:汗をかきやすいため、脱水症状にも注意が必要です。
対策
- 日焼け止め、帽子、サングラス:日焼け止めクリームをこまめに塗り、帽子やサングラスで日差しを遮りましょう。
- こまめな水分補給:のどが渇く前に、こまめに水分補給を行いましょう。
- 日中の外出は避ける:特に夏季は、日中の外出はできるだけ避け、涼しい時間帯に行動しましょう。
- 通気性の良い服装:通気性の良い、涼しい素材の服装を選びましょう。
- 冷却グッズ:冷却スプレーや冷却シートなど、暑さ対策グッズを活用しましょう。
交通ルールと運転マナー
ドバイの交通ルールや運転マナーは、日本と異なる点があります。
注意点
- 右側通行:ドバイは日本と異なり、右側通行です。
- 運転マナー:交通量が多く、運転マナーが日本ほど良くない場合があります。
- スピード違反:制限速度を厳守しましょう。
対策
- 交通ルールを事前に確認:ドバイの交通ルールを事前に確認しておきましょう。
- レンタカーは慎重に検討:運転に自信がない場合は、レンタカーは避け、タクシーや公共交通機関を利用しましょう。
緊急時の連絡先と情報
万が一、トラブルに巻き込まれたり、緊急事態が発生した場合に備えて、連絡先や情報を控えておきましょう。
- 警察:999
- 救急:998
- 消防:997
その他
- 海外旅行保険:万が一の事故や病気に備えて、海外旅行保険に加入しておきましょう。
- クレジットカード会社:クレジットカードの紛失・盗難に備えて、カード会社の連絡先を控えておきましょう。
- 家族や友人への連絡:旅行前に、家族や友人に旅行日程や連絡先を伝えておきましょう。
まとめ
ドバイは、世界的に見ても比較的安全な都市ですが、海外旅行である以上、注意すべき点や対策は必要です。
この記事でご紹介した注意点と対策を参考に、しっかりと準備をして、安全で快適なドバイ旅行を楽しんでください。
安全対策を万全にして、ドバイの魅力を心ゆくまで満喫しましょう!
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