ドバイは、近代的な都市景観と伝統的な文化が融合した魅力的な観光地です。この記事では、定番の観光名所を除外し、ドバイの新たな魅力を発見できるスポットをご紹介します。各スポットの特徴や見どころを詳しく解説しますので、ぜひ旅の計画の参考にしてください。
1. ドバイ・オペラ:芸術と文化の中心地
ドバイ・オペラは、ダウンタウン・ドバイの中心に位置する世界的に有名なエンターテインメント施設で、オペラ、バレエ、コンサート、演劇、ミュージカル、コメディショー、さらには映画の上映会まで、年間を通じて多彩なイベントが開催されています。
ドバイの文化的ランドマークのひとつとして、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。
この施設の最大の特徴は、その独特な建築デザインです。伝統的なアラブの木造船「ダウ船(Dhow)」をモチーフにした建物は、ガラスと金属を巧みに組み合わせたモダンな外観を持ち、夜には美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気を演出します。
館内のデザインも洗練されており、広々としたロビーや豪華な内装が訪れる人々を魅了します。
最先端の技術を駆使した多目的ホール
ドバイ・オペラのメインホールは、最大2000席を備えた最先端の劇場であり、バレエからクラシックオーケストラや演劇、スタンドアップショーまで、広範囲にわたるパフォーマンススタイルに対応します。
2. ミラクル・ガーデン:花々の楽園
ミラクル・ガーデンは、ドバイの砂漠地帯にありながら、世界最大級の花の楽園として知られる壮大な庭園です。この庭園は、面積約7万2000平米の広さを誇ります。
なお新しい展示物の設置や展示物の改修に費やされる夏の期間は大抵の場合閉園していますので、お越しになる際は開園スケジュールを必ずお確かめください。
ドバイの温暖な気候を活かしながら、色鮮やかな花々を美しく配置し、訪れる人々を魅了し続けています。
この庭園の最大の特徴は、驚異的な規模と芸術的な造形美です。5,000万本以上の咲き誇る花々の花々が咲き誇り、季節ごとに異なるテーマでデザインされるため、訪れるたびに新しい景観を楽しむことができます。
開園期間中には常に新しい装飾が追加され、リピーターでも飽きることがありません。園内は色とりどりの花々に囲まれた夢のような空間が広がり、訪れるすべての人に感動を与えます。
~世界最大の自然庭園、ドバイ・ミラクル・ガーデン(Dubai Miracle Garden)で圧巻の花の世界が皆様をお待ちしています。7万2,000平米の庭園では、著名な建物や構造の圧巻のラインナップが色彩豊かなフラワーディスプレイに生まれ変わります。インスタ映えする人気スポットのハートの形の小道を歩いたり、イルミネーションの夜景や花々の宮殿、実物大の家を歩き回ったりしましょう。様々な展示を通して5,000万本以上の咲き誇る花々に没頭することができます。風変りで新しいアレンジが効いた数多くのアトラクションをお楽しみいただけます。~
見どころ満載のフォトジェニックなスポット
ミラクル・ガーデンには、インスタ映え間違いなしのスポットが数多くあります。特に人気のある見どころをいくつか紹介します。
- エミレーツA380の花のレプリカ:実物大のエミレーツ航空A380型機が、カラフルな花々で覆われた姿で展示されています。
- ハートのトンネル:愛をテーマにしたハート型のアーチが並ぶトンネルは、カップルや家族連れに人気のフォトスポットです。
訪れる際のポイント
訪問の際は事前にスケジュールを確認しておくことが重要です。また、園内は非常に広いため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。さらに、昼間は日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めの持参も忘れずに。
3. ジュメイラ・モスク:イスラム建築の美
ジュメイラ・モスクは、ドバイで最も美しいモスクの一つとされ、観光客にも人気のスポットです。1979年に完成し、壮麗な建築が特徴です。
ジュメイラ・モスクは、1200人もの信者が集うことができる大規模な礼拝堂です。特に目を引くのは、中央の巨大なドームと、その両脇にそびえ立つ2本のミナレットです。
建物は、中世のファーティマ朝時代からの伝統的な建築様式を受け継ぎ、白い石で造られています。夕暮れ時にはライトアップされ、その美しい装飾と存在感はさらに増します。
訪問時の注意点とマナー
ジュメイラ・モスクを訪れる際には、イスラムの礼拝所であることを理解し、以下のマナーを守ることが重要です。
- 適切な服装を心掛ける:モスクを訪問する際には、男女ともに肌の露出を控えた服装を着用する必要があります。特に女性は、長袖・長ズボンまたはロングスカートを着用し、スカーフで髪を覆うことが求められます。
- 靴を脱いで入場する:モスク内では靴を脱ぐのが基本です。入口で靴を脱いでから入るようにしましょう。
- 静かに見学する:モスク内は礼拝の場であり、訪問者も敬意を持って静かに見学することが求められます。写真撮影も可能ですが、礼拝者の邪魔にならないよう配慮しましょう。
~地元のモスク係員が1週間のうち6日間、午前10時から75分間のガイド付きツアーを実施しています。これらのツアーはシェイク・ムハンマド文化理解センター(Sheikh Mohammed Centre for Cultural Understanding(SMCCU)) が運営しており、エミラティ式の生活様式と宗教について詳しく学んでいただける機会を提供しています。~
4. ドバイ・クリーク:歴史と現代の交差点
ドバイ・クリークは、ドバイの発展の礎を築いた歴史的な水路であり、都市の伝統と近代化が交わる場所です。このクリークは、ペルシャ湾から内陸へと伸びる入り江で、古くから貿易の拠点として栄えてきました。
かつては真珠採取や交易の中心地として重要な役割を果たしており、現在でもその歴史的な雰囲気を感じることができます。ドバイの過去と現在をつなぐこのエリアは、観光客にとっても魅力的なスポットとなっています。
アブラに乗ってクリークを渡る
わずか1ディルハムで、ドバイの象徴的な交通手段である伝統的な船「アブラ」に乗って、ドバイの心臓部を流れるクリークを渡り、デイラ地区とバールドバイ地区を結ぶ船旅を楽しむことができます。
これはドバイで最も手頃で、かつドバイらしさを満喫できるアクティビティの一つと言えるでしょう。アラビア語で「渡る」という意味を持つアブラは、ドバイクリーク沿いの4つの船着き場から、日中を通して数分間隔で運航しています。
1つ目の航路は、デイラ・オールド・スーク・アブラ乗り場(スパイス・スークの近く)から、バール・ドバイ・アブラ乗り場(テキスタイル・スークの西)を結びます。
2つ目の非常に混雑する航路は、アル・サブハ・アブラ乗り場(バニヤス・スクエアの南西)からドバイ・オールド・スークまで、頻繁に運航しています。
クリーク沿いの市場を散策
クリークの周辺には、昔ながらの市場(スーク)が点在しており、地元の文化や生活を垣間見ることができます。特に以下のスークは、観光客に人気のスポットです。
- スパイス・スーク:色とりどりのスパイスが並ぶ市場で、中東ならではの香辛料やハーブを購入できます。サフラン、カルダモン、シナモンなど、料理好きにはたまらない品揃えです。
- テキスタイル・スーク:美しいシルクやパシュミナのストール、伝統的なアバヤ(女性用民族衣装)などが販売されている市場。オーダーメイドの服を作ることも可能です。
- パフューム・スーク:アラビアンオイルや香水瓶が並ぶ市場で、独特の中東の香りを楽しむことができます。自分好みの香りを調合してもらうことも可能です。
まとめ
ドバイには、定番スポット以外にも魅力的な観光地が数多くあります。ドバイ・オペラでは芸術文化を楽しみ、ミラクル・ガーデンでは色鮮やかな花々に癒されます。ジュメイラ・モスクではイスラム建築の美を堪能し、ドバイ・クリークでは歴史と現代の融合を体感できます。
さらに、アブラに乗って水上移動を楽しんだり、伝統的なスークでショッピングを満喫したりするのもおすすめです。これらのスポットを訪れ、ドバイの新たな魅力を発見してみてください。
コメント